北の畑のオーナーさん
野菜の生育日記
2006年4月29日(土)
■野菜畑の開墾
野菜畑は雪に約5ヶ月覆われていました。土が堅くなっているため、トラクターで耕さないといけません。土の中の雑草の種、根を砕いていきます。トラクターを運転していると、土の中からミミズや虫たちが姿を現しました。するとそれを目当てにセキレイが集まってきます。春を感じる瞬間です。
■レタスの苗移植
3月初めから、ビニールハウスで種から育てたレタスの苗を植えていきます。白いマルチを土の上にかぶせるのは、土の地温を高めるためです。北海道は春といっても夜間は寒いですから。あと、新たな雑草が生えるのも予防します。おばちゃんとえみちゃんが1株づつ丁寧に植えていきました。おばちゃんの帽子は通称「バブちゃん帽。農家の女性から愛用されています。
2006年5月2日(火)
■アスパラの新芽がニョキ
お待ちかねのアスパラの新芽がニョキッと顔を見せました。まだ、身長3cmらずですが、数日で驚くほど成長します。アスパラは永年作物なので、毎年種まきをしないで、環境を整えてあげれば、気温の上昇とともに、新芽を出します。北海道十勝では、種を播いて3年目にようやく収穫できます。ハウスものとは違い、自然のままの露地栽培なので甘みが違います。でも、悲しいことに1ヶ月半しか、収穫時期がないので貴重な農作物です。
2006年5月7日(日)
■イチゴの花もきれいに開花
白くてかわいらしいイチゴの花がきれいに咲きました。これからミツバチの出番です。密を吸う代わりに花粉を運んでもらいます。花の大きさから今年もおいしいイチゴができそうな予感がします。
2006年5月10日(水)
■ジャガイモ畑を開墾
ジャガイモ畑の整地がスタート。大型トラクター2台でダイナミックに耕します。これぞ北海道農業の象徴です。畑の端から端までは約300m。トラクターの速度もゆっくりなので運転手もつい眠たくなってしまいます。この日はキタキツネやセキレイ、トンビも顔を出しました。
2006年5月11日(木)
■トラクター作業は続きます…
畑をきれいに耕した後は、イモを植える畝を別のトラクターでつくっていきます。まっすぐ走らないと畝が曲がってしまうので運転手も気が抜けません。一度に4つの畝を作り、同時に肥料を播いていきます。この日も朝7時から夕方7時までトラクター作業が続きました。
2006年5月12日(金)
■息を合わせてのイモ植え
畝を作った後は種イモを植えていきます。運転手と後ろの4人が息を合わせての作業。永遠と続く畝にうんざりするほどイモを植えていきます。根気がいる仕事と言えるでしょう。作業が終わると4人の顔は真っ黒です。
2006年5月18日(金)
■アスパラは順調に成長してます。
アスパラが順調に成長しています。これまでに除草剤を1回だけ散布しました。オーナーさんより先に少しだけ味見をしましたが、朝と夕の寒暖の差で甘みが増しているようです。今しばらくお待ち下さい。
2006年5月20日(土)
■野菜の苗の引っ越し
3月初めから種から育ててきた野菜の苗を引っ越ししました。新しい野菜のビニールハウスが完成し、苗は新築のお部屋にご満悦の様子。元気に育っています。トマトやパプリカ、ナス、シシトウなど、夏の発送に向けスタッフ一同頑張っています。
ズッキーニの苗 トマトの苗
ミニトマトの苗 パプリカの苗
2006年5月21日(日)
ホワイトアスパラが成長
日中の気温の上昇とほどよい雨に恵まれアスパラが急成長。土の中で育てているホワイトアスパラもぐんぐん育っています。第1回の発送が早くなるかもしれません。ホワイトアスパラは日に当たらないように培土しています。収穫するときは土を掘って探し、その後また土を被せます。結構手間がかかります。
ホワイトアスパラの栽培 グリーンアスパラの収穫開始